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後期のMILES-DAVIS/マイルスデイビスが愛用していたことでも有名な(加圧でリムが曲げられた)ベンドされたマウスピースの効果について考察してみたいと思います。仮説です。

息のスピードが向上したり唇の負担を軽減するものらしいのですが、下の説明で考えれば分かりやすいと思います。人によってアンブシュアの位置はセンターでなく上のリム側であったり下のリム側であったりと個人差があります。一般的には上のリム側の奏者が多いのではないでしょうか。
その場合どうしてもカップ内の端面に空気と音の流れがぶつかってしまい、アタックがワンテンポ遅れることが推察されます。黄色の線の流れがそうですね。これをストレートな青い線に戻そうとする工夫がこのリムが曲げられたマウスピースであったと思います。息の流れがストレートになったという点においては興味深いですがこれだけでは十分ではないように思います。理想はドラム(太鼓)です。ヘッドの真ん中をスティックで叩くことが最大・最速につながります。管楽器で言えばとうぜんハイトーンも出やすくなりますし無理がないので疲れも軽減するといえます。プロのプレイヤーでもときどき詰まったような音がする人もおられますがおそらくカップ内の端面に空気の流れがぶつかっている事が起因しているのではないかと思います。
真円のマウスピースを使用した場合どうしても上唇の方が身体的理由で鳴りやすいので上よりのアンブシュアになるのは自然なことでしょう。それを強引にマウスピースを曲げて解決するという荒業にマイルスは出たんだと思います。吹く位置が固定したということはこの時点でただの真円物から生身の人間へモノが近づきました。
※ちなみにカップが小さくなれば当然アンブシュアの位置もセンターに近づきますがその反面、最大音やふくよかな音といった表現力を犠牲にしかねないのです。
※もちろん他にもステージ上でのパフォーマンスのためなどいろいろあると思います。
ベンダー加工マウスピース一本 ¥1.500